生理前は汗が止まらない!その理由と対処方法
生理前の汗かきがつらい!女性のための予防と対策
生理前に汗が多く出る理由と対処方法をお伝えしています。
人によっても、汗をかかない人や汗がすごい人がいます。
ホルモンバランスについても解説していますので、
参考にしてみてください。
女性は、体調が悪くなったり、
いらいらしたりしてしまいます。
これは、女性ホルモンが関係していて、
体調の変化が多くなっている原因になっているようです。
生理前は人によって、「汗が止まらない」という方や、
反対に「汗がでない」という方もいらっしゃるようです。
汗の多いや少ない原因として、女性ホルモンが考えられますが、
どのようなホルモンの影響で多汗になるのでしょうか。
汗かきになりやすくさせる女性ホルモンとは
女性の体には、
エストロゲン(卵胞ホルモン)
プロゲステロン(黄体ホルモン)
という2つの女性ホルモンがバランスよく作用し、
生理や妊娠、出産が行われています。
これらのホルモンの分泌量のバランスが崩れてしまうと、
汗が多くなったり、体調が悪くなったりするようです。
それぞれの働きについて調べましたので参考程度にみてください。
エストロゲン(卵胞ホルモン) |
エストロゲンの主な働き 女性らしい体をつくり、受精卵のベットとなる子宮内の膜を厚くしていき、妊娠のために準備をする役割があります。他に、自律神経や感情をコントロールしたり、乳房の発達や骨や皮膚にも作用し、女性らしいツヤのある肌になりやすくします。 また、妊娠の目安になっている基礎体温を下げる作用があります。30代で分泌はピークになり、更年期になると減ってきます。 |
---|---|
エストロゲンの分泌される時期 |
生理が終わったくらいから排卵する前くらいにかけて分泌量が多くなります。 基礎体温は低温相。この時期は、体調もよくイライラすることなく精神的にも安定しています。 |
プロゲステロン(黄体ホルモン) |
プロゲステロンの主な働き 受精卵が子宮内膜に着床しやすくし、その後も妊娠を安定するよう手助けをする働きがあります。 基礎体温を上げ、赤ちゃんが育っていきやすい子宮環境を整えていきます。 |
---|---|
プロゲステロンの分泌される時期 |
排卵が終わった後から次の生理が始まる前くらいに分泌量が多くなります。基礎体温は高温相。 人にもよりますが、体調が悪くなるのがこの時期で、頭が痛くなったりお腹回りの調子が悪くなってきます。 また、精神的にも不安定になる方が多く、イライラしたりするのもこの時期に多く見られます。 |
生理前にたくさんの汗が出る理由
以上のことから、生理前に汗がたくさん出るのは、
ホルモンの分泌時期が関係しているようです。
2つのホルモンが上手にバランスよく分泌されるといいのですが、
プロゲステロンという黄体ホルモンの働きが強くなると、
体温が上がりやすくなり汗も多くなります。
その反対でエストロゲンという卵胞ホルモンの働きが強ければ、
汗もでにくくなるという仕組みになっています。
また、更年期を迎えると卵胞ホルモンが減少し、
自律神経のバランスが崩れてきますので、
突然暑く感じたりすることによって、
汗がたくさん出るようになるようです。
生理前や更年期による汗の予防と対策方法
ホルモンのバランスによる多汗の方は、
女性ホルモンの「補充療法」、
という対処方法がありますので、
産婦人科に相談されることをおすすめします。
更年期による多汗の予防方法は、
日頃から体を動かすようにして、
全身から汗をかくように習慣づけておきましょう。
そうでないと、
上半身の顔や脇から集中してでるようになり、
不快で辛いものがあります。
全身から汗をかくようになれば、
体に負担が少なくなりサラサラしたいい汗がでるようになります。
汗がたくさん出てきたら、下着を取り替えたり、
タオルなどを常に持っておいてこまめに拭くようにしましょう。
そうすると、汗が残らず体がさらっとして疲れやすくなりませんし、
臭いも抑えることができます。
女性は特に、運動はもちろん、食べ物にも気をつけて、
ホルモンバランスを常に整えておきましょう!