冬の寒い時期に汗をかく理由とは?ストレスの関係あるの?
汗というのは、脳によって「体温が高くなっているから汗を出して体を冷やせ」という指令が出ることで分泌されます。
逆に言うと、寒さや冷えで体温が上がりにくい冬に汗をかくということは、体温に関係なく汗が出ている状態です。
これは生理的に正常なことではありませんから、しっかり原因を突き止める必要があります。
寒いのに汗をかくのはどんな症状のとき?
冬の寒い時期に汗をかく理由として、まず考えられるのは自律神経のバランスが崩れていることです。
自律神経というのは、意識せずに行われる生命活動のすべてを司っている神経です。
血液の流れ、ホルモンの分泌、血圧、心臓など内蔵器官を動かす、そして体温調節や発汗のコントロールも行っています。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類がありますが、この2つのバランスが崩れると、体温調節機能が狂ってしまって寒くても発汗が起こるのです。
また、自律神経の崩れはホルモンバランスの乱れにもつながります。
ホルモンバランスが乱れると、発汗の働きをするホルモンと汗を抑制する働きを持つホルモンが正常に機能しなくなり、気温に関係なく汗が出てくるようになります。
このように、自律神経が崩れることは発汗の一番の原因と考えられるのです。
現代人はストレスを常に受け続けている状態であり、ストレスは自律神経を崩す原因にもなります。
自分でストレスを意識していなくても、寝つきが悪い、朝起きてもだるさが残る、暴飲暴食をしてしまう、やる気が出ないなどの症状があったらストレスによる自律神経の崩れが考えられるので、自分の生活や心の状態をチェックしてみましょう。