生理前にひどい脇汗の臭い対策!においのしくみと対処方法
生理前になると、汗腺を刺激して汗の分泌量を増加させるプロゲステロンの働きが活発になります。
そのため、普段はあまり脇汗をかかない方でも発汗量が増えてしまい、それに伴って臭いも発生しやすくなります。
また、脇にはアポクリン汗腺という汗腺が存在しています。
アポクリン汗腺は、普通の汗を分泌するエクリン汗腺と違って、タンパク質や脂肪分を含んだ汗を分泌します。
普通だとアポクリン汗腺から汗が分泌されることはないのですが、プロゲステロンによって汗腺が刺激されることで活性化してしまいます。
タンパク質や脂肪分を含んだ汗は皮膚の常在菌の餌となるため、雑菌が繁殖して臭いが発生しやすく、しかもワキガ臭のような独特に臭いなので余計気になるのですね。
ただ、臭いが気になるとしても、生理前の女性ホルモンの分泌量はコントロール出来ません。
生理前の汗かきによる臭いを抑えるには?
とにかく汗の分泌量を抑えることが臭い対策のポイントになりますから、制汗剤を使って抑えましょう。
制汗剤を使っても効果がないという方もいるかもしれませんが、生理前の発汗量は普通より増えるので、いつもと同じ使い方をしても効果がありません。
生理前は、朝昼、寝る前とこまめに付けるようにしてください。
付ける前には、必ずウエットティッシュなどで汗を拭き取って、清潔な状態にすることも忘れないようにしましょう。
さらに、殺菌成分が入ったタイプのデオドラント剤を併用すると、アポクリン汗腺の汗によるきつい臭いも解消できます。
ただ、スプレータイプのものはその場だけの一時的な効果になりますので、一日中しっかりと効果のあるクリームなどの直塗りタイプを選ぶようにしてくださいね。
いずれにしても生理前の一時だけのことですから、制汗剤とデオドラント剤でこまめなケアをすることが効率の良い臭い対策になります。