冬は室内との温度差や外の気温差でどうしてたくさん汗がでてくるの?
冬はどんなに着込んでいても、外にいればとても寒いですが、
室内に入ると暖かく快適ですね。
しかし、それまで寒さで縮こまっていたのに、
暖かい室内では急に汗がたくさん出るという経験をしたことがある方も多いでしょう。
実は、現代の多くの日本人の生活習慣にも原因があるんですね(>_<)
こちらでは、温度差で汗がたくさんでる原因と汗がでないような
対策についてお伝えします。
温度差や気温差で汗が吹き出てくる理由
人間の体は体温調節機能が備わっているので、
単に気温が高いというだけではなく、
とにかく暖かいところで体温が上昇すると下げようとする働きが起こり、
体温を調節している中枢機能によって汗腺に汗を出しなさいという指令が送られます。
指令を受けると、まず血管から汗の成分となる血しょうが汗腺に送られていき、
必要な成分だけ血管内に戻した後、水分が汗となって排出されます。
この働きは、特に気温差を感じると活性化するので、
冬は室内との温度差が大きいことから汗がたくさん出るのですね。
また、冬になると寒さのせいで汗腺が働く機会が少なくなります。
長時間働かない状態が続くと、
汗腺の機能自体が弱まってしまい体温調節機能が乱れてしまいます。
そのせいで、余計に温度差に過敏に反応してしまうことも、
汗がたくさん出る原因となりますから、
冬は特に意識して入浴などで汗をかくようにしましょう。
汗をかき慣れていないから温度差で汗がでやすくなる
夏でも、クーラーの効いた室内から炎天下に出ると、
汗がどっと吹き出すことがありますが、
こういった場合は暑いから汗が出るのは当たり前なので
特に疑問は感じないでしょう。
冬は室内の暖かさを暑いと感じませんが、
体は外と室内との温度差を感じ取って体温を調節しようとするので、
夏と同じように汗がたくさん出ますから、
冬でも汗の対策をしっかり行う必要があるのですね。
現代の人は、あまり汗をかき慣れていないのが原因だと言われています。
日頃から運動をしたり、お風呂で工夫するなどして、季節関係なくしっかりと汗をかくようにしましょう。