生理前には脇が汗だくになってしまう!その対策とは
女性の多くの方で、生理前に汗だくになって困った経験があると思います。
その中でも、汗腺が多くある脇汗が一番気になる場所ではないでしょうか。
普段は気になるほど脇汗が出ないという方でも、生理前になると急に汗が増える女性は少なくないと思います。
年齢が重なってくると、体質などが変わってきたりするので、こういったことは考えられます。
生理前に脇の下に汗が多くでるわけとは
生理前に脇汗の量が増えるのは、女性ホルモンのプロゲステロンが原因です。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2つの種類があり、それぞれの分泌量の変化に合わせて月経が起こります。
生理の前後というのは、2つの女性ホルモンの分泌量の割合が入れ替わる時期なのですが、生理前はプロゲステロンの分泌量が増加します。
プロゲステロンは妊娠出来る体を整えるのに必要不可欠なホルモンなのですが、汗の分泌を活発にしたり、精神を不安定にさせてイライラさせたりする厄介な働きも持っています。
このプロゲステロンの働きが活性化されるため、生理前には特にホルモンの影響を受けやすい脇の汗が増えてしまうのですね。
生理前の脇汗がつらいときの対策
このように、生理前の脇汗はホルモンが原因ですし、一時的なものですからやり過ごすのが一番です。
ただ更年期だったり、ホルモンバランスが大きく崩れたりすると、異常なほど脇汗が出てしまうことがあります。
こういった場合は、脇汗パッドを使って汗が服に吸収されるのを防いだり、制汗剤を使って汗の分泌を抑制しましょう。
それでも対策にならないぐらいの汗が出る、という方は婦人科で女性ホルモンの補充療法を行うという方法もあります。
ただし、女性ホルモン補充療法は人工的にホルモンバランスを整えるので、自律神経に悪影響を与えて分泌機能が低下するかもしれません。
ですのでホルモンバランスを整えるなら、大豆イソフラボンなど女性ホルモン様似作用を持つ成分を食事から取り入れるようにして、プロゲステロンの働きを抑えるようにするといいですね。